フェルメール展 [Art]
時間は前後するが、平成24年3月6日(火)、渋谷の東急Bunkamuraに「フェルメールからのラブレター展」を観に行ってきた。
フェルメールは、名前しかしらなかったのだが、広告で観た作品「真珠の耳飾りの少女」の女性があまりに美しかったのと、只券が手に入ったので、他にどんなに美しい絵があるのだろうと、行ってみた。
結論は、「真珠の耳飾りの少女」を超える絵画というか女性はいなかった。けれど、展示自体は、当時、重要なコミュニケーション手段であった手紙、特に恋文なんか、に目を通す一瞬に焦点を当てた絵画が印象深くて、結構楽しめた。
そのヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)について調べてみた。彼は、17世紀(1632-75年)のオランダの画家で、ハーグとロッテルダムの中間にあるデルフトの出身。絹織物職人をしながら居酒屋兼宿屋を経営する家に生まれ、結婚後は、妻の実家が裕福で、その影響もあってか、彼の上品で洗練された絵が売れていたらしい。
しかし、インドでの権益に端を発する第三次英蘭戦争(1672-74)後、不況の波が押し寄せ、実家も余裕がなくなり、彼の絵も売れなくなって、負債を抱えたまま死去してしまった。
同時期のオランダの画家は、レンブラント(Rembrandt)が有名だが、個人的には、ロンドンの国立美術館で、その自画像の美しさに目を奪われたアンソニー・ヴァン・ダイク(Anthony van Dyck)がお気に入り。
ヴァン・ダイクは当時の、フランドル出身で、オランダなのか、ベルギーなのか、フランスなのか微妙だが、現在はベルギーのアントウェルペン(アントワープ)出身。
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