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ツイード購入 [生活]

 スコットランドのエジンバラで、ツイード・ジャケットを購入した。ファッションには、あまり興味がないのだが、温かそうだったし、スコットランド名産だというし、確かに「ツイード」という言葉は何となく聞いたことがあるので、購入してみた。

 最近、お世話になっている方に、「重要な交渉に行くのなら、もうちょっと着るものに気を使え」と言われて以来、多少、ファッションに興味を持つようになった。そこで、調べてみたツイードの薀蓄(ウンチク)をひとつ。

 私も、購入する際に「Berwick Tweed」にしようか、「Harris Tweed」にしようか迷ったのだが、「Berwickは、スコットランドじゃなくて、イングランドじゃないか」という理由で、生粋のスコットランド産っぽい「Harris Tweed」にした。

 「Tweed」という言葉は、もともとイングランドとスコットランドの境界を流れるTweed川に由来する。そのTweed川が北海にそそぐ河口が、イングランドのBerwick upon Tweed。

 だが、Tweed川自体は、大半をスコットランドのScottish Borders区画を流れているので、「Tweed」は、スコットランド産といえば、スコットランド産。このような些細な事柄が、スコットランド独立(2年後に国民投票らしい)とかいう話になるのだろうな。

 とにかく、羊毛の太い糸を使用して製造された、粗く厚い丈夫な織物がTweed。その後、北部Hebrides諸島のLewis島で作られる「Harris Tweed」が世界的に有名なった。ちなみに「Harris」というのは、主にLewis島の南部の呼び方で、世間ではLewis島の方が一般的らしい。

 従って、私の「Harris Tweed」の選択は、スコットランド産という意味では正しかった。しかも、日本で、私のジャケットを見た同僚から「Harris Tweedですか」と言われたのは嬉しかった。今日から私もファッション通になる。


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