矯正器具が取り外されて、今日せいせいした話

　本当は、昨日だけど、一昨年の夏に上下の歯に取り付けられた矯正器具のうち、最後まで残っていた上の歯の部分のものが、取り外された。せいせいしたというのが実感だが、少し寂しい気も。

　矯正前までは、朝と夜しか歯をみがいていなかったが、矯正器具を取りつけてからは食事のたびに歯を磨くことを、大事な仕事の面会前には、トイレを見つけて鏡で器具に食べカスが付いていないかを確認することを、いつも強いらせてくれた器具が、ついに取り外された。もっとも、どうでもいい奴に会うときには食べカスも鼻カスも気にしなかったが。

　更には、一昨日の飲み会のときもそうだったが、「何でまた、今更、その年で」だの「焼け石に水じゃない」といった失礼だが、もっともなコメントに耐えることを教えてくれた器具だった。

　いろんな意味で、矯正器具の拘束感というか、かすかなＭ感も悪くなかったが、ついになくなってしまった。

　ちなみに矯正を始めた理由は、もともと歯並びの悪い八重歯で、矯正が20年来の懸案で、15年くらい前に一度やりかけてやめていることから、初志貫徹したかったことが大きな理由。

　それと、いくつになっても美しくなりたいことが、もうひとつの理由。かなり本気で言っているのだが、みんなジョークにしか受け取ってくれない。

　かつてファンクラブにまで所属していた石野真子様も、いつの間にか矯正していたことも、理由といえば理由。

　ついでに、仕事柄、外国人と会う機会が多く、八重歯の印象が良くないことも理由。海外滞在で気付いたことだが、国と人にもよるが、歯並びで階級まで詮索されてしまうこともある。そういえば、米国映画で、コマシャクれた、矯正をしている子供がよく出てくるが、登場人物やその家庭のある種の階級・学歴の背景設定をしているといえなくもない。

　特に欧米では八重歯の印象が悪いようで「Double Teeth」や「Crowding Teeth」はいいとしても、ひどいものだと「Devil Teeth」ということもある。日本人は、顔も態度も小さい民族なので、歯が二重（Double）になったり、混み合ったり（Crowding）するケースが多くなるのは必然らしい。だから、八重歯がチャームポイントになる。一方、顔も態度もデカイ奴らは・・・

　とにかく、昨日、矯正器具が取り外された。先生どうもありがとうございました。実は、まだ歯の裏には、矯正器具がついているのだが。

コメント 4

私も小さい頃出っ歯を直すのに矯正が必要と言われていたのですが、
永久歯が生えてきたのがレントゲンで分かったら先に乳歯を抜き、
下唇かむ癖をやめたら、幸い永久歯はきれいに並んでくれて矯正せずに
済みました。。。
イギリス人の同僚は偏頭痛の原因が噛み合わせにあると診断され
５０過ぎてから矯正器具をつけていましたが、笑ったときに銀色に光るのが
イヤ、と言ってましたねぇ。。。
Leoさんもアメリカ人並に口開けてスマイルして歯並びを自慢されたら
よろしいかと思いますよ。。(^^)
by うつぼ (2010-02-18 23:30) 

取れたのですね～。おめでとう！！私も取れたときは嬉しくてツルツルな歯を何度も触りました。もうだいぶ昔のことですが・・・永久歯が生えてきた頃、母が私の歯をみて、かなりショック、心配をしてすぐに歯医者にいきました。それから私は長いこと歯医者さんにお世話になりました。ほんと、歯の印象は海外では大切ですよね。それにしても「いくつになっても美しくなりたい」っていいなぁ。私もです！この気持ちを大切にしていきましょう！
by Lascaux (2010-02-19 11:46) 

(^_^)ノこんにちは。
長い期間のご辛抱、お疲れさまでした。^_^;
“せいせいした”というお言葉に納得です。
σ(･_･)は矯正の経験はありませんが、もっと見栄えが良くなりたいなぁ といつも思ってます。（笑）
by Labyrinth (2010-02-19 16:15) 

うつぼ様
　矯正をしないで済むにこしたことはないですね。歯並びは偏頭痛、胃腸の調子、更にはそれらのせいで精神状態にまで影響するらしいので大切ですね。
　アメリカ人のようにスマイルしたいところなのですが、まだ差し歯状態なので、あと少し経ったらします。

Lascaux様
　矯正も慣れてしまえば、どうってことないのですが、やっぱり外した後の解放感は何ともいえませんね。ただ、まだ、若干、歯に違和感がありますが。それに、最後のレントゲンで虫歯が見つかって、今度は虫歯治療です。

Labyrinth様
　暖かいお言葉をどうもありがとうございます。長いようで短かった、短かったようで長かった、そんな感じです。今度は、更に難しい体型の矯正というか、単純に言えば、スリム化に挑戦です。美しくなるって、大変で苦しいものなのですね。
by Len (2010-02-20 09:43)